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妊娠時の歯周病と早産

歯周病と早産

 

歯周病菌が体内に入ると、プロスタグランジンという物質を作ります。
プロスタグランジンは、陣痛促進剤として、使われるものです。
つまり、歯周病によって、早産になったり、未熟児を生んだりすることがあるわけです。

また、歯周病にかかると、 大量のメチルメルカプタンが作られます。
メチルカプタンは、激しい口臭を招きます。
妊娠している、女性の口臭が、【硫黄のにおい】や、【腐った卵のにおい】だったら、要注意です。


妊娠時の口臭

早産

 

早産は、正式には、【低体重児出産】と、呼びます。

赤ちゃんが生まれそうになると、陣痛が起きます。
陣痛は、子宮収縮作用のあるプロスタグランジンという物質の分泌が高まって起きます。

しかも、歯周病で発生した、口腔内のメチルメルカプタンは、粘膜透過性を亢進させるので、プロスタグランジンなどの炎症を起こす物質や色々な毒素を粘膜下組織へ浸透させます。

また、歯周病菌によって炎症が起きると、サイトカインといわれる物質が増加しますが、この物質はプロスタグランジンの分泌を促します。

プロスタグランジンの濃度が上がると、妊婦の身体は出産開始のゴーサインと受け取り、子宮の収縮が起こります。

つまり、まだ、赤ちゃんを産むには早すぎる時でも、お母さんの体は、勘違いしてしまうのです。

プロスタグランジンによる早産のプロセス

 

  1. 歯周病による歯肉の炎症
  2. 歯周病によって、サイトカインが増加する
  3. プロスタグランジンが増加する
  4. 歯周病で発生した、メチルカプタンがプロスタグランジンの母体への侵入を促進する
  5. 勘違いした子宮が出産に向けて収縮する
  6. 早産が起きる
というメカニズムになります。

健康な赤ちゃんを産むために

 

歯周病による、妊婦の早産(低体重児出産)のリスクは、
歯周病にかかっていない健康な妊婦の、5~7倍と言われています。

そして、サイトカイン数値の高い人ほど出産時期が早くなるといわれています。

妊娠中は、つわりのせいでブラッシング十分にできなくて、むし歯や歯周病になる方が多くなります。

また、妊娠中に多く分泌される女性ホルモンは、歯周病菌の増加を促し、歯肉の炎症が起きやすくなります。

妊娠中に歯肉が赤く腫れるなどの症状が出たら注意が必要です。
歯周病予防のオーラルリンス(歯周病用のうがい薬)で、口をゆすぐだけでもかなり効果がありますよ。