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歯周病と骨粗鬆症

歯周病と骨粗鬆症は似ているのです



骨粗鬆症の概略


骨粗鬆症は骨の構造がもろくなって、骨折しやすくなる病気です。

骨の量は、20 歳代から 30 歳代にかけて最大骨量(Peak Bone Mass)に達し、その後、年齢とともに徐々に減少します。
特に、女性の場合、女性ホルモンである「エストロゲン」が急激に減少する閉経期以降から、骨量は急激に減少します。
ですので、 骨粗鬆症は、約90%が女性が発症します。
骨粗鬆症に罹ると、容易に骨折を起こすようになります。 

骨粗鬆症と歯周病の深~い関係


骨粗鬆症と歯周病には、どんな関連があるのでしょうか?

一見無関係のように思われがちですが、多くの研究で、骨粗鬆症と歯周病とは関連性があると報告されています。

骨粗鬆症とは、もちろん、骨の病気です。

歯周病の始まりは、歯周病菌が引き起こす歯肉の炎症なのですが、細菌が歯ぐきの深部に侵入すると、それが引き金となって身体の免疫・防御機能が過剰に反応し、結果として骨が溶けて歯が抜けて行きます。

つまり、歯周病も、歯を支える骨が破壊されることから、骨粗鬆症と同様に「骨の病気」と言えるのです。


最近の研究では、骨粗鬆症も歯周病も、骨を溶かすメカニズムが極めて類似しているということが解明されました。

こ の事は、骨粗鬆症の方は歯周病にもかかり易く、尚かつ重症化し易い、すなわち歯が抜け易いということを意味します。

更に困ったことに、骨粗鬆症の治療薬の1種であるビスフォスフォネート剤は、骨を強くする薬ですが、歯科治療における抜歯や外科処置後の治りを非常に悪くする副作用があります。 

顎骨(がっこつ)壊死(えし)を発症する危険性が指摘されていて、歯科治療の内容によっては顎骨壊死やその他の危険性が増大する可能性が考えられます。

歯周病でぐらぐらしているから自分で抜く、などということは絶対に行わないようにしてください。

歯周病とエストロゲン



歯周病が進行しやすい原因として最も重要と考えられているのが、エストロゲンの欠乏です。
エストロゲンの分泌量が低下すると、全身の骨密度に大きく影響することが知られていますが、同じように歯を支える歯槽骨に対しても危険因子となっていることが、わかってきました。

また、歯周ポケット内では、炎症を引き起こす物質が作られ、歯周炎の進行が加速されると考えられています。

したがって、閉経後の女性は、たとえ歯周炎がなくても、エストロゲンの減少により、歯周病にかかりやすく、広がりやすい状態にあると言えます。