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バイオフィルムと歯周病③~単一の細菌とバイオフィルムの違い

単体の細菌がバイオフィルムになった場合の特長を見てみましょう


特殊な能力の発生


バイオフィルム内の細菌は、自由に動き回る単体の細菌とは異なり、限られた栄養、他菌種との共同生活といった環境下にあるため、蛋白質(たんぱくしつ)を作り、遺伝子発現が起こる等、単体の細菌では見られない特性を持つようになります。

免疫に対しての抵抗力の獲得


バイオフィルム内の細菌はフィルム(細胞外マトリックス)で覆われているため、抗体やさまざまな免疫細胞や抗菌物質に対して抵抗性を示します。

抗生物質に対しての抵抗力の向上


抗生物質の特徴は、細菌が活発に分裂しているときに効果を発揮し、菌の増殖を抑えることです。

しかし、バイオフィルムの中の細菌は、単体の細菌に比べ、代謝活性が非常にゆっくりしているため、抗生物質が効きにくいのです。