バイオフィルム(biofilm)とは細菌の集合体です
バイオフィルムの概念は、アメリカ・モンタナ州立大学の微生物学者J. W. Costerton 博士らが提唱しました。
バイオフィルムとは、粘性のあるフィルムで、その中に複数の種類の細菌が共存して、複合体を形成し、固体の表面に付着した状態のものの総称です。
つまり、細菌が共同生活している集合体のようなものです。
バイオフィルムは例えばこんなものです
バイオフィルムは自然界のいたるところで見ることができます。
身近なところでは、川底の石の表面や、排水溝などのヌルヌルがあげられます。
台所の流しにある三角コーナーを、汚れたまま放っておくと、周囲にヌルヌルとしたものが付着しますね。
これもバイオフィルムです。
これらはすべて水中で細菌が繁殖し、バイオフィルムを形成したものです。
バイオフィルムは、水で流しただけでは取れず、ごしごしと洗い、ようやく取り除けるほど強固に付着しています。
医療とバイオフィルム
バイオフィルムの研究は、海洋学の分野から始まりました。
その後、環境分野に広がり、水路や水槽などに発生するヌルヌルとしたヘドロなどでの研究が進められました。
そして、バイオフィルムが、固体と液体などの境目に形成される、複合体であることが解明されて行くにしたがって、人工医療用材料に起因する感染症や、難治性の慢性感染症の原因としても、注目されるようになり、医学の分野でもバイオフィルムという考え方が導入されて行きました。
口腔内のバイオフィルム
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| 口腔内のバイオフィルム:歯垢(プラーク) 舌苔(ぜったい)・義歯(入れ歯)・歯周ポケット |
加えて、舌苔(ぜったい)や義歯(入れ歯)に付着する”ヌルヌル”も、バイオフィルムです。
