歯槽骨の骨吸収とは
歯槽骨の骨吸収とは、わかりやすく言うと、歯の周りの骨が溶けていく症状のことです。ただし、骨吸収は病気とは限りません。
歯槽骨の骨吸収が起こる場合
- 歯周病になってしまった時
- 歯の矯正治療をする時
- 歯のかみ合わせや歯ぎしりがきつい時
歯周病と歯槽骨吸収
重い歯周病になると、結果として骨が拒否反応を起こし、溶けていってしまいます。歯周病のケースでの骨吸収は、細菌感染によるものなので、骨が溶けると同時に、歯肉と歯根を繋ぐ繊維質の細胞が無くなってしまいます。
歯周病により、歯が溶けてしまうと、多くの場合、歯の再生は期待できません。
歯の矯正治療をする時
矯正治療は、様々な技術を使って歯を動かします。ですから、歯と歯の間に、適度な空間がないと、歯の位置は移動しません。
そこで、適度な圧力を加えることにより、歯骨吸収を誘発するのです。
治療が終わり、矯正のための圧力が無くなれば、周りの部分の骨は再生を始めます。
ただし、あまりに過度な圧力をかけてしまうと、骨吸収が起こる前に、歯根自体の吸収が起こってしまうこともあります。
歯のかみ合わせや歯ぎしりがきつい時
歯のかみ合わせや歯ぎしりがきつい時かみ合わせがキツイ時や、歯ぎしりがキツイ時などに、骨吸収が見られることがあります。矯正治療時に圧力をかける時に状況が似ていますが、この場合は自分でかむ度に圧力をかけてしまっているので、延々と圧力はかかったままなのが、矯正治療時の歯槽骨吸収との違いです。
どちらも、細菌感染が原因ではないので、細胞がそのまま現存していることも多く、骨が再生する条件が整っている場合が多くあります。
歯周病が原因の時は骨が完全には復活しないのに、矯正治療時などには骨が復活するというのは、このような理由です。
つまり、
歯槽骨の中の細胞が、菌によって破壊されていたら、その部分の歯槽骨は再生出来ません。
歯槽骨の中に、再生するだけの元気な細胞があれば、時間は掛かりますが再生は可能です。
結局のところ、歯槽骨の状態が、どれだけ健康な状態かどうかで、再生出来るか否かが決まります。